石の重要文化財巡り


(56)石の重要文化財巡りは   個人蔵 笠塔婆

(国指定重要文化財) 群馬県渋川市石原
 
    この笠塔婆の説明の看板がありました。

   国指定重要文化財 石造笠卒塔婆 指定年月日 昭和二十八年八月二十九日

     笠卒塔婆は、南北朝鮮時代の延文元年(一三五六)に造立された。塔身は安山岩で
   造られ、高さ一三五センチメートル、幅三〇センチメートル。笠は損失し五輪塔の空風輪
   と火輪で補い、総高は二二〇センチメートルである。
    銘文は四面にあり、上部に梵字の四方仏、下部に年号や比丘尼妙心らが三十三回忌
   に造立した趣旨を刻銘している。心阿弥などの法名から時宗の信仰がうかがえる。
    現在、町田家では若宮八幡として祀っている。

   渋川市教育委員会                       

   と書いてありました。
西面 南面 東面 北面
  見学にうかがった日、庭にちょうど人がおり挨拶をし、この笠塔婆の見学の了解をいただき話をさせていただきました。
  その時、この塔が出来た当時からここにお住まいかと聞きましたところ、この近辺の先祖は元禄時代に移住してきたとのことで
  この石碑が何のために造られたのかあまり詳しくはわかっていないようでした。この塔を何年か前に岩手県の僧侶が見学して
  話して言ったことは、「南面が正面と言っていた。」けれど所有者が本当なのか?と聞かれたけれど、いろいろな重要文化財を
  見た限りでは決まりがないですよと答えておきました。

東面の梵字の下に
彫られている文字
 石屋の目

  この塔の四面には五輪塔と同じ様な東西南北を表す梵字が彫られ
 ている。現在建てられている塔は五輪塔と同じに考えた時には、東面
 に彫られている文字が北面になるように設置しないといけない。ですが
 正面としては梵字の下に南無阿弥陀仏と彫られているので良いのでは
 ・・・。
  所有者の方の話で東北沖地震の時この地方もかなり揺れてこの塔が
 倒れると思ったけれど倒れなかったとのことで、注意して笠の下をみると
 柱が笠の中に五センチほど入れ込まれているのが笠の下端のかけてる
 透間から見え、造られた当初に手の込んだ細工をされている。
 
                          平成28年4月12日見学撮影
 
西面の梵字の下に
彫られている文字
  次回をお楽しみに



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