今月の写真(27)      国津神社の十三重塔      (国指定重要文化財)

三重県一志郡美杉村太郎生

  案内板より
     国指定重要文化財建造物
       
       国津神社 十三重塔
                  
  大正十五年四月十九日指定

     以前、太郎生日神不動前の山王権現社境内内にあったが、明治四十年山王社合祀の際、現在の
    国津神社に移された。十三重塔としては小型であるが、塔身四面にはそれぞれ薬師・阿弥陀・釈迦・
    弥勒の四仏を配し、その整った形や屋根の力強い曲線などは鎌倉時代の特徴をよく表している。
     総高3.3mで、石材はこの地方で多く使用されている地元産出の大洞石と呼ばれる溶結凝灰岩で
    造られている。石造美術の宝庫と言われる美杉村にあって特に優れた作品である。

                                美杉村教育委員会
                                                      
東面 南面 北面 西面
      杉の大木が有り写真が
撮れませんでした
  国津神社は奈良県との境にあり、見渡せば山又山、松坂から入り十三重塔を見学した後、国道を伊賀上野に向
 かいましたが、すれ違いに困難な所が何箇所かあり、この塔が造られた鎌倉時代は今より辺鄙な所のはずで、何
 故この塔が造られたか知りたいものです。この塔は、下左の写真の階段を上って、登り終わると正面に社殿があり、
 社殿右側杉の大木の前に小さくなって建っており、十三重塔を探すより神社を探す方が難しかったです。

神社入口

 階段を上りきると
 社殿が有り、社
殿の右側に十三
重塔が有ります
石屋の目
 杉の木が大きすぎて、この塔が重要文化財と思えませんでした、
そばに行くと案内板があり文化財なんだな、と分かりました。
 10尺の十三重塔で文化財は、見学した塔では初めてで、塔を良
く見ると、造られたままが、残っているようで欠けた所が無い,この
地に移転されてからも、もとより、鎌倉時代から大きな地震が無か
ったのか、地震が有っても地盤が良く塔が倒れなかったか、以前
ここで紹介した奈良県宇陀郡大宇陀町牧の十三重塔は、こちらの
塔よりかなり大きな塔でしたが倒れた形跡が有りませんでした。ま
た、近くに有る名張市赤目長坂延寿院の燈篭や、少し離れた奈良
県吉野郡東吉野村小川・丹生川上神社中社の燈篭等、文化財に
指定されていますが、倒れて破損した形跡は有りません、この地方
は大変地盤が良いのではないのでしょうか。
 

何らかの原因で倒れる
と折れやすい、相輪も造られた当時のままと思われる
                       お問合せは  om@smiyabi.com  まで
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