今月の写真(24)        常楽寺の石造燈籠      (国指定重要文化財)

滋賀県甲賀群郡石部町西寺

 この常楽寺には多くの文化財があり、案内板も三重塔の前に有るだけでした。尋ねた時、平成の御開帳特別拝観記念の行
事にあたり国宝の本堂内の釈迦如来座像などを見学してきました。資料の中に常楽寺文化財案内があり、ここに案内いたし
ます。
国宝   御本堂   桁行七間、梁間六間、一重、入母屋造、向拝三間、桧皮葺、附厨子(一間厨子、寄棟造、板葺)和銅年
              中創建、延文五年再建
国宝   三重塔   三間三重塔婆、本瓦葺
              附丸瓦及平瓦(応永七年五月の箆書がある)

重文   本尊千手観世音菩薩像                      春日作   木像一躯
重文   二十八部衆立像(仏師永賢その他徳治三年などの墨書銘)木像 二十八躯 鎌倉
重文   風神、雷神立像 (仏師永賢その他徳治三年などの墨書銘)木像    二躯 鎌倉
重文   釈迦如来座像                            木像    一躯 藤原
重文   絹本着色浄土曼荼羅図                    伝僧源信筆  一幅 鎌倉
重文   絹本着色涅槃図                         伝兆殿司   一幅 鎌倉
                            二十八部衆造立 延慶元年六月(1308)
重文   紙本墨書常楽寺勧進状       本 堂 再 建   延文五年七月(1360)
                            三 重 塔 再 建 応永五年二月(1388)
重文   石 造 灯 篭                        応永十三年(1406)の銘あり
重文   錫      杖                       伝良弁僧正所持  一柄  鎌倉
重文    仏  餉  器                         元応二年(1320) 一 箇
重文   釈 迦 八 相 園   伝伝教大師筆、 伝桓武天皇御讃         七 幅  鎌倉 
重文   釈迦如来像及四天王像図                  伝顔輝筆   一 幅  鎌倉
重文   飯食器(平安)   火舎(鎌倉)   柄香燼(鎌倉)
什宝   二十五菩薩来迎図(室町)   十六善神図(室町) 細字法華経     
東南面 南面 北面 西南面
     
 この常楽寺を訪れた時、20年だか30年(三年前で記憶が定かでない)ぶりに御開帳と成る特別拝観記念の開催中
で、なんと運が良い日だなと、特別に設けられた入口のお寺の関係者から、本堂の中の御本尊などが見学出来ると
の事で、拝観料千円を払い本堂の中を見学しました。本尊の千手観音菩薩像や風神・雷神・二十八部衆立像等をゆ
っくり見学をさせて頂き、後ろ側に回り釈迦如来座像の前に来た時気がついたのですが、写真撮影禁止と撮影した時
には、フイルム没収の張り紙が五・六ヶ所に張ってあり、写真撮影禁止はよく見かけますが、フイルム没収の張り紙は
多くのお寺様を見学させて頂きましたが、珍しいのではないか、人の気配があるとかなり明るい電気が点くようになっ
ており、あまり気持ちの良いものではなく、お釈迦様を良く見ずに本堂を出てきました。

国宝三重塔
石屋の目
 上に書いた本堂の見学の前に、この燈籠を見学をしたので良く見てき
ました。この燈籠は一見すると春日燈籠に見えますが、火袋に違いが
有ります。火袋の特徴は火口の他円窓が多くあり、河桁御河辺神社の
燈籠の火袋に似ていますが高さが無く、笠石が厚く蕨手に穴が開けら
れておらず、基礎も横幅が大きく無く返花も違い、火袋を除けば、やは
り全体の雰囲気は現代の春日型灯籠と思われます。
 

 

三重塔案内板
 この石燈籠は本堂正面左に立っています、本堂左の坂道を上ると国宝の三重塔が有ります。この塔の前には説明の案
内板が有り、この頁にも写真を掲示致します。
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