今月の写真(21)      鏡山の燈篭  (国指定重要文化財)

滋賀県蒲生郡竜王町鏡


                重要文化財 (工芸品)                                  
                                            昭和三十七年六月二十一日指定
       石 燈 籠                                鏡 神 社
   この石燈籠は、全高282.4センチで、形状は総八角形である。材質は、花崗岩で近江八幡市の瓶割山
  周辺で産出されたものと推定される。
   燈籠の特徴は、竿の部分が八角形柱状で、普通の燈籠よりも著しく高く、一面に「応永廿八
辛丑八月八日
  願主 敬白」の銘文が刻まれており、火袋の部分には火口の面と仏像の面が四面ずつ交互に配置されてい
  る。 火口の面は上・中・下の三段に分かれ、上段は四面のうち二面に花菱文を二個並べ、他の二面は一
  面散り蓮華を刻し下段に格狹間が設けられている。仏像を刻した四面は上段に花菱文を二個並横に並べ、
  下に各一帯ずつ蓮華座上に立つ仏像が彫りに彫られている。
   当初は、星ガ峰の中腹の若宮王子神社本殿前にあったと伝えられ、長年その地に位置していたが、周囲
  の地盤が傾斜しているなど、保存環境がよくないことから、文化庁、滋賀県教育委員会の指導を受け、平成
  十二年度補助事業で石燈籠の保存修理及び防災施設(覆屋)設置を行い、終了後現在の位置に移した。
   
   平成十三年三月                                     
                                           竜王町教育委員会

           
          
以上現地多宝塔入口案内板より
            
東面 南東面 西面 北面
     
  
 この、燈篭を見学する見は、国道八号を八日市から京都方面に進み、鏡口の交差点を過ぎると右側に鏡神社があり
ます。神社から二百メートル程行くと左折できる細い道があり、この通を左折し、少し進むと突当りに成り右側に社があ
ります。
 この社の後に回ると、細くゆるい上り坂があり、坂の入口左に「史跡西光寺跡」の石の標識があり、この坂道を登り突
当りにこの石燈籠があり、右側には重要文化財の宝篋印塔がありますが、宝篋印塔は覆屋が無く自然の状態になっ
ております。

西光寺跡標識
石屋の目
 この燈篭の造られた応永28年(1421年)より、約百年前に造られた、八日
市市河桁御河辺神社の石燈籠(延慶四年「1311年」)は、小たたき仕上げで
製作されています,この近くに残されている燈篭は小たたき仕上のがほとんど
ですが、この燈篭はノミ切り仕上になっている、ノミ切り仕上も大変丁寧に造
られていて技術の高さがうかがえる。  
 製作依頼者の希望か製作者自身の考えなのかわかりませんが、ノミぎり仕
上の燈篭はめずらしい。
 


火袋のアップ
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