今月の写真(14)        石塔寺の三重塔    (国指定重要文化財)

 滋賀県蒲生郡蒲生町石塔
 
      重要文化財   石塔寺三重塔  
                                       蒲生郡蒲生町大字石塔
         石造三重塔                               奈良時代
         
         石塔寺は、「本朝高僧伝」によると聖徳太子によって建立されたと伝える。
         三重塔は、様式手法などから奈良時代前期の造立とみられ、この地に移住してきた百済の渡来人
        との関連があると推測されている。
         塔は花崗岩製で、塔身は初重が二石、二・三重を一石とし、三重の塔身には小さい方形孔をほる。
        屋根勾配はゆるくむくり、軒反りはゆるやかで軒口を造る。相輪は後補のものである。
         この塔は格重の逓減が大きく、総高さが七・六メートル余りの壮大な層塔で、現存の石造層塔とし
        て最大で最古の遺品である。
    
                                                   平成六年三月
                                                          滋賀県教育委員会
          
以上現地案内板より
東   面  南   面  西   面  北   面
       
    この石塔寺には、現地案内板は有りませんが、五輪塔二基と宝塔一基の重要文化財が有ります。
    石塔寺の見学にあたり、拝観料の窓口で五輪塔と宝塔の場所を尋ねましたら、「案内板は三重塔だけです
    が、石屋さんならすぐにわかります。」とのことで、階段を登ると目の前に大きな迫力のある三重塔が目に入
    り、五輪塔等は気をつけて探さないと見落としてしまう。
 五輪塔・宝塔 入  口  五輪塔嘉元2年(1304年)  宝塔 正和4年(1315年)  五輪塔貞和5年(1350年)
       
  入口を入ると、五輪塔二基が右に並び左に宝塔が有ります。五輪塔・宝塔ともに花崗岩で造られており
 宝塔は相輪の上部が欠損している。
 
 
この階段を登った上
にこの塔が有ります。
石屋の目
 三重塔の制作年代は奈良時代前期となており、群馬県山
上の三重塔と比べると仕上がりの出来がよく完成度に違い
が有ります。
また、この地方に平安時代の石造りの作品が有りますが、
出来上がりは群馬県のものと変わり有りません、この塔は
日本人の手によって造られたのではなく他国の人では?…。
石造文化財で国宝に指定されているのが京都・東京都に
二基有り、京都のは平安後期、東京都のは延文6年(西暦
1361年)、奈良時代前期にこれだけしっかり作られている
のは有りません、相輪が後年に作られたとしても国宝で良い
のでは。
  
 
群馬県山上三重塔
延暦20年(801年)
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